ANA国内線【PR】

寒さは種分化の原動力になりうる!

あー寒い・・・。

私は冬が苦手です・・・。外出する時は帽子に手袋そしてマスクをしているので、露出している肌は目の付近だけになります^^;

この格好で銀行に入ったら強盗に間違われそうな感じです(笑)

でも、冬で一番嫌なのはなんといっても朝です。毎朝布団を体から剥がすのに一苦労しています・・・。

さてさて、、、

「クロテンフユシャク」という蛾は生息場所の寒さによって活動する時期が初冬型と晩冬型に分類できます。

この蛾は冬に好んで活動する珍しい(?)蛾で、真冬であっても冬眠せずに活動します。なんともたくましい!!

ですが、いくら冬が好きといってもさすがに雪がたっぷりと積もると餌が取れなくなっちゃうので、冬眠をします。このように積雪の多い場所に住んでいる集団は雪の少ない初冬に活動します。

真冬に活動する「晩冬型」と冬の初めに活動する「初冬型」。。。

両者の生息環境は距離的にはさほど離れていません。

行動範囲が重なり合う場所もあります。ですが、初冬と晩冬で行動時期に違いがあるため両者の交流はありません。

その結果、両者は交配できないようになってしまったのだそうです。

交配が出来ないとなると、現在の生物分類法に従うと別種ということになるので、このクロテンフユシャクは寒さによって種分化が生じたということです。

私も寒い寒いといって布団からでれない日が続くと種分化しちゃったりして(笑)

まぁ、冬眠できるならそれでもいいかな(笑)

# by Thompsons | 2012-01-28 00:50 | メモ | Trackback | Comments(0)

ピクつく脳

いつも元気で前向きな人って見ていて気持ちいいですよね^^

自分が落ち込んでいるときでもそういう人と接していると自然に元気になります♪

私も研究室の雰囲気が上昇したらいいなと思って、朝一の「おはよう」は出来るだけ元気に言うように心がけています。

同じ「おはよう」でも暗い感じだと、なんだか自分も含めてどんよりしちゃいますもんね^^;そうするとその日1日のやる気にも影響します・・・。

こういう語調というか、言葉に込められた感情ってとても大事だと思います。

では、この言葉から感じる印象って我々の脳はどうやって認識しているんでしょうね?

そのことが最近の脳科学の研究から徐々にわかってきました。

まず「おはよう」と耳に入ってくると0.3秒後に、その言葉に感情がこもっているかどうかを右脳の前頭部がジャッジします。

その0.1秒後、今度はその感情がうれしいのか、悲しいのかなど、どんな感情かを左脳の前頭部がピクピクと感じ取ってくれるのだそうです。

へぇー。

すげーな、脳!

あなたが言葉に込めた感情はこういう脳内プロセスで相手の脳をピクつかせてるんですね^^

どうせなら、ハッピーな感じでピクつかせてあげてくださいね♪

では、よい週末を☆

# by Thompsons | 2012-01-27 02:07 | メモ | Trackback | Comments(0)

論文の量と質

今日は科学論文の国別での生産量を比較してみましょう。

08-10年の間に発表された論文数が02-04年に発表された論文数に対してどれくらい増えているかをパーセントで示したのが以下になります。

中国177%↑
ドイツ38%↑
アメリカ33%↑
英国33%↑
日本11%↑

中国の伸びはすごいですね!日本は、、、少し物足りないか??

いやいや、数を出せば良いというものではないです。大切なのは「質」でしょう。
では、今度は論文の「質」を評価してみましょう。

08-10年に発表された論文のうち、被引用数上位10%に入っている論文の割合です。

フランス31%
ドイツ30%
アメリカ28&
英国21%
日本8%

うーーん。。。厳しい。「質」でも日本は遅れをとっているということか。。。

過去5年間の論文発表数と被引用数から大学や研究機関をランク付けすると、、、

東大、京大、阪大、名大、筑波が第一グループに入っているそうです。

みなさんはこの結果をどうみますか?

# by Thompsons | 2012-01-26 00:03 | メモ | Trackback | Comments(0)

癌の成長を抑えるぞー!

昨日に続き癌の話です。

がんの種類にもよりますが、一般的にがん細胞の周りは絶えず炎症が起こっていることが知られています。この炎症はがん細胞から分泌されるインターロイキン(IL)6という物質によって誘導されます。このIL6はIL1という物質によって生産が促進されるのですが、通常ですとIL1がIL6の生産を促進する時は炎症を抑制するためのIL1RAという物質も同時に生産されます。

ですが、がん細胞の場合抑制生のILは生産されずIL6だけが生産されます。結果としてがん細胞の周りでは絶えず炎症が生じている状態になります。

炎症が生じるとエネルギーが必要になりますよね。ですから、がん細胞は不足したエネルギーを補うために周囲の血管を呼び寄せます。血管から栄養分を補給するためです。癌の患者さんの半数は体重が減少するのですが、原因はこのように新生された血管を通してがん細胞に栄養をもっていかれるからです。

ここまではよく知られていることなのですが、最近わかったこととして、このがん細胞による炎症作用を肥満細胞から生産されるプロスタグランジンD2という物質が抑えるということがわかってきました。

これはとても大切なことです。炎症が起こらないようになればがん細胞の増殖を抑制することが出来ます。プロスタグランジン自体はがん細胞をやっつける働きはありませんが、がん細胞をやっつけるためにがん細胞を弱らせることが出来ます。

治療への応用にとても期待できるっつ-ことです。

# by Thompsons | 2012-01-25 01:47 | メモ | Trackback | Comments(0)

がん細胞の検出

癌の検診で用いられるPETやMRIそしてX線CTなどでは、がん細胞の大きさに検出限界があります。だいたい1センチくらいの大きさがこれらの装置での検出限界であると言われています。

この検出限界は手術においても問題で、やはり微少ながん細胞は見逃されてしまうことが多々あります。この問題を解決するためにいろいろな方法が模索されています。

そんな中で現在最も注目されているのが、がん細胞を光らせるという技術です。

がん細胞には他の細胞と異なるいくつかの性質があり、それが癌細胞のマーカーとして使われます。このがん細胞を光らせるという技術もまたがん細胞のマーカーを利用したもので「ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)」という酵素に着目して、東大の浦野先生とNIHの小林先生が開発したものです。

この技術の優れた点は蛍光として検出できることに加え、がん細胞にこの試薬を振りかけるだけで検出可能というその感度の良さです。

これまでの一般的な検出方法はがん細胞の切片を作り、免疫染色をするという方法ですが、この方法だと検出にかなりの手間を要します。その点この新技術はとても簡便です。だって細胞に直接振りかけるだけですからね♪

蛍光プローブを用いたこの新しい技術では1ミリ以下のがん細胞でも試薬を振りかけて数十秒もすると検出可能になるそうです。なんと素晴らしい!

検出の対象となる酵素は多くのがん細胞で強い活性を示すことが知られており、開発された試薬はこのようにGGTを多く発現している細胞上で蛍光を発色します。そのため理論上は手術中にこの試薬を振りかけ、ブラックライトを当てると、もしがん細胞があればその部分を光らせることが出来るということです。そしてその場ですぐに摘出できるというわけです。

この方法を実用化することができれば(実用化までは時間の問題です)、がん細胞を完全に取り除くことが出来なかったことに起因する癌の再発をかなり低下させることが出来るのではないかと期待されています。

ただ、このGGTは大腸癌や胃がんではそこまで活性は強くないようなので、そのようながん細胞では他のがん細胞マーカーを用いた同様の蛍光プローブの開発が待たれます♪

# by Thompsons | 2012-01-24 01:54 | メモ | Trackback | Comments(0)

疾病による経済損失

疾病が労働生産に与える影響は金額にしてどれくらいか?という調査が、5000人のインターネット調査により実施されました。

その結果、病気欠勤や病気の状態で仕事をすることによる生産性の低下また病気が原因で転職や退職をするなど、、、疾病に起因した(日本にもたらす)経済的損失は年間3.3兆円と見積もられたそうです(内訳は2兆円が自身の疾病、1.3兆円が家族の疾病によるもの)。

定期検診などを通した疾病の早期発見そして病気を予防するなど会社や地域で意識付けをしたり、それを推進する環境作りをしていくことがますます大切になってくるでしょうね。

みなさんも体調管理には気をつけましょうね^^

# by Thompsons | 2012-01-22 01:59 | メモ | Trackback | Comments(0)

戦争生態学

戦争生態学という分野の研究領域があるそうです。文字通り、戦争が環境に及ぼす影響を調べる研究です。

戦争は多くの犠牲を伴います。人間の命だけでなく、動物や植物の「生命」をも犠牲にしていることを忘れてはいけません。終戦したとしても、荒廃した環境は「はい終わり」で済まされるものではなく、除染に何年も何十年もかかることもあります。

未然に大切な自然環境に戦禍が及ばないようにするのも戦争生態学の役割のひとつです。たとえば、希少動物や植物がいる地域を自然保護区に指定し、非武装地帯とすることを提案するなどです。

そうすることで、我々の周りには守らないといけない大切な環境があるという意識付けにもつながります。その意識改革は戦争を思いとどまらせる“力”として作用してくれるかもしれません。

このような観点からも戦争生態学はとても意味のある研究分野だと思います。

# by Thompsons | 2012-01-16 12:22 | メモ | Trackback | Comments(0)

冷凍動物園

1970年頃から絶滅危惧動物の繊維芽細胞を冷凍保存する「冷凍動物園」と呼ばれるプロジェクトがあります。

その種が絶滅してしまった場合、この冷凍保存された細胞は「種」として確かにこの地球上に存在したことを証明してくれる大切な記録になります。いつかiPS細胞とかの科学技術で再びこの地球の土を踏む日がくるのでしょうか?

それとも、、、

もしかしたら遠い将来に人間より高等な生物が誕生し、「ヒトという種が地球にいました。」と冷凍動物園に我々が保存される日が来るかもしれませんよ。

# by Thompsons | 2012-01-13 12:11 | メモ | Trackback | Comments(0)

ダウン症と染色体異常、そのメカニズムについて。5

続きです(5回目;最後です)。

加齢に伴い染色体の不分離のリスクが上昇する卵母細胞に対し、精母細胞は生涯を通じて細胞が分裂し続ける(フレッシュ?)ので、染色体の不分離が卵母細胞よりも少ないと考える加齢卵モデルですが、分裂を続ける精子にも問題はあります。

分裂をし続けるということはどういうことか。細胞分裂は一定の割合でDNAを複製する過程で間違いが生じます。DNA複製は数億から数十億塩基の複製に1回の割合で生じます。

我々の細胞に含まれるゲノムは30億塩基対。“対”なので60億塩基あるわけです。話をわかりやすくするために、1回の複製でミスが1箇所生じるとしましょう。

卵母細胞と精祖(精原)細胞が始原生殖細胞から生じるまでにはどちらもだいたい20-30回分裂します。なので、この時点で両性において次世代に伝わるDNA情報には約200-300個のDNA複製エラーが蓄積していることになります(注:実際はもう少し少ないはずです)。

卵母細胞はここからすぐに減数分裂に入るのですが、精粗細胞は生涯を通じて分裂が継続されます。つまりDNA複製によるエラーがさらに蓄積します。精粗細胞は思春期後に年間約20回分裂します。つまり、その精粗細胞からできる精子は1年経つ毎に20個の複製エラーが追加されるわけです。思春期を10歳とすると、30歳男性の精原細胞は400回のDNA複製を経験しているので、上述の仮定に当てはめると、思春期以前の複製エラーと合計すると600-700個の複製エラーを減数分裂以前にもっているわけです。当然、この数は男性の加齢と共に増加していきます。

60億塩基中の600-700個。。。多いのか少ないのかは意見が分かれるところだと思います。この点変異のうち有害な物は1/2000くらいだと推定されています。つまり、600-700個の新生変異をもっていれば、3つの精子のうち1つくらいが有害な変異をもっていることになります。

ただ、その変異が精子自体に有害な場合は受精前に取り除かれるし、母親からの遺伝情報が正常であれば影響がない(劣勢)ものも多いので、この新生変異により表現型(病気など)がでることはほとんどないと思います。

# by thompsons | 2012-01-12 12:37 | メモ | Trackback | Comments(0)

ダウン症と染色体異常、そのメカニズムについて。4

続きです(4回目)

女性の生殖細胞において加齢と共に染色体の不分離が増加する理由として“加齢卵モデル”について前回はお話ししました。

では、男性の生殖細胞ではなぜ染色体の不分離によるエラーが少ないのかを“加齢卵モデル”に当てはめて考えてみましょう。

加齢卵モデルでは長い期間減数分裂途中で生殖細胞が停止していることが原因だと考えています。

卵母細胞は胎児期に全て準備されていますが、精子のもとになる精母細胞は思春期まで作られません。それまでの間、精母細胞のひとつ手前の精粗(精原)細胞と呼ばれる状態で繰り返し細胞分裂をしています。そして、思春期になるとようやく精粗細胞から精母細胞そして精子が作られるようになります。

このように男女の生殖細胞の成り立ちを比較すると、女性の場合は最初に全部作っておいて性成熟まで待っているのに対して、男性は生涯を通して生殖細胞(精母細胞)が常に置き換わっていることになります。つまり卵子とは対照的に精子は常に新しい精母細胞から作られるということです。

この違いが生殖体の不分離と関係があると考えられているわけです。

とはいえ、常に新しい精母細胞から作られる精子にもやはり問題はあります。

また次回。

# by thompsons | 2012-01-11 12:27 | メモ | Trackback | Comments(0)

< 前のページ 次のページ >