人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日常的な出来事やScienceの分野で興味をもったことについていろいろ書いています♪コメントやメール待ってます(^o^)thompsons@excite.co.jp


by Thompsons
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

血管の病気

こないだ我々の体を5次元的に考えました。

そして、4次元目で登場したのが血管ネットワーク、、、栄養を全身に送る「力」でしたね。。。

血管は1つの臓器です。

人間は血管と共に老いるなんてことも言います。実際に、癌・心臓病・脳卒中の三大死因のうち、心臓と脳卒中は血管の病気の結果として引き起こされることがほとんどです。

また、癌であっても血管は無関係ではありません。ガン細胞は自分専用の血管を新たに作ることでより多くの栄養を取り込み、無秩序に体の中で分裂を繰り返していきます。

では、血管の病気ってどれくらいあるでしょう?

少し調べてみたのですが、100以上はありました。まぁ、100個といっても、血管の種類や場所が違うだけで、異なる病名で区別されてたりしますからね。。。

これらを整理するとどうも血管の病気は2種類に大別できそうです。

1つは脳梗塞や心筋梗塞など、血管が「つまる」病気です。

2つ目は逆に血管が「ふくらむ」病気。動脈瘤とか静脈瘤ですね。脳の動脈瘤としてはくも膜下出血などが有名ですかね。。。膨らむというのは何らかの原因で血管壁が薄くなった結果として生じることが多いので、そうした場合、「ふくらむ」原因は血圧ですよね。ですから、血管が破裂してしまうんです。ちなみに「痔」もこのカテゴリーに含まれます。

最近、いくつかの生活習慣と血管の病気を結びつける報告がありました。

①歯磨き1日1回の人は2回の人より心血管疾患のリスクが1.7倍!
②160センチ未満の人は170センチ以上の人より心臓病のリスクが1.5倍!
③早期閉経(46歳前)も心血管疾患のリスク上昇。これについては昔からよく言われているが、メカニズムはよくわかっていない。
④勃起不全男性のうつ症状と心血管疾患に関連あり。

まぁ、どうにもならないものもありますが、せめて歯磨きは1日2回はした方が良さそうですね(^_^;)

・・・なんで歯磨きなんだろう???

良い血管週末を☆
# by Thompsons | 2010-07-23 09:22 | 生活習慣

砂時計

今日は少し物理です・・・。

たいした話ではないのですが、少し気になる、、、いや、だいぶ気になっていることがあるので、ちょっとそれについて書いてみますね。。。

簡単に言うと時間の話です。

「砂時計」という映画を知ってますか?

昼ドラでもあったようですが、私はこないだ映画版を見ました。

私はその中で、ひとつのシーンの虜になりました。それは砂時計をひっくり返した主人公が「過去が未来になったよ、お母さん。」と言うシーンです。

私はものすごいこの言葉がひっかかりました・・・。あまりにもその台詞が気になって本編に集中できませんでした(笑)

「過去が未来になったって、どういうことだろう???」

考えてみて下さい。過去が未来になったという例を(笑)

タイムマシンで過去へ旅したり(ありえませんが♪)、昔の写真や映像を見るのが近いかな・・・。でも、なんかしっくしこないんですよね(^_^;)

これはせいぜい過去が「現在」になったというような気がします。

しかも、「なった」なので、それ自体が過去に起こったことを表わしているはずなんですね。

私はこのことについて毎日考えています。。。そして1ヶ月は経過しました(笑)

しかし、、、まだ答えが出てません(爆)

答えがあるかどうかもわかりませんが、、、

数式的に導き出せたとしても納得できるかどうかもわかりませんが(^_^;)

でもですね、なんか楽しいんです☆

日常生活ってですね、結局はどうにかなるようにできてるんです。

努力してどうにかする人もいますし、、、現実逃避してどうにかする人もいます。。。

しかし、そんな日常のなかで、どうにもならないような非現実的なことを一生懸命考えるのって、、、そういう状態に自分自身を置くことって、、、

日常という当たり前のように目の前を通り過ぎていく時間を客観視させてくれる良い機会を与えてくれてるような気がします★

また、無駄に頭のトレーニングになりますよ♪

みなさんもちょっと考えてみてください(^^)/

ということで、今日は生物とは全く関係ない話でした<(_ _)>
# by Thompsons | 2010-07-22 09:04

5次元目

そして、5つ目の次元はやっぱり時間でしょう。

20歳と30歳の時の代謝率や健康状態を比較する時などは必ず「時間軸」が登場します。

当たり前だと思うかもしれませんが、とても大切なことですよ。

もう少し細胞レベルで見てみましょうか。

例えば正常細胞とガン細胞です。

どちらも3次元的です。

しかし、ガン細胞は新しい血管を引っ張ってきて栄養を積極的に取り込もうとするものがいることから、昨日の4次元目の観点からもそれらの間に違いを見つけることができるかもしれません。

しかし、そこに5次元目の時間軸が加わるからこそ、ガン細胞は驚異なんです。

細胞は基本的な性質として栄養があれば増殖するという性質をもっています。しかし、我々を構成する正常細胞はいくら栄養があったとしても、秩序をもち、増殖するタイミングとそうでないタイミングをしっかりと理解しています。

一方、ガン細胞は細胞の基本的な性質に乗っ取って、時間軸にそって無秩序な増殖を繰り返し(少なくとも体を構成する“正常”細胞よりは異なる増殖速度をもちつつ。。。)、個体を死に追いつめてしまいます。

このように、細胞をただの3次元的に考えるのであれば、ガン細胞と正常細胞を区別することはできないのです。そこに、4次元目と5次元目が加わるからこそ、ガン細胞は正常細胞と差異があり、かつ人を苦しめる病気なんです。

我々の体が、、、生きるということが、、、いかに4次元目(ネットワーク)と5次元目(時間)によって支配されているかがわかってもらえるのではないでしょうか?

人間は思考が発達しているので、ガンのようなどうしようもない場合もありますが、、、多くのケースにおいてこの5次元目をよくも悪くも操ることができます。

女性を例にとって考えると、、、シミになるから日焼け止めクリームを塗る。。。これは確実に未来を見据えてますね。

でも、逆に外反母趾になる可能性があるのにヒールを履くのは現在を優先させてるわけです。。。

まぁ、多くの場合は今の自分と未来の自分を切り離して考えがちですからね・・・。

そもそも「○○する人は、○○という病気にかかりやすい。」という表現自体が人間というシステムに時間軸を加えた考え方なんです。

未来の自分も今の自分ととらえることこそが、次元をひとつあげる考え方、、、つまり5次元の世界で今を生きるということなんですね。
# by Thompsons | 2010-07-21 09:30 | 生物の雑学

4次元目

突然ですが、私たちの体って何次元で構成されてると思います?一般的な感覚だと3次元でしょうね。どの要素を拾い上げても縦・横・幅の3つの次元で表せますからね。。。

でも、私は我々の体は間違いなく5つ以上の次元で構成されていると思っています。

3次元=立方体というところまでは同じです。

私の考える4次元目はネットワークです。

体中に張り巡らされた血管。。。これを次元のひとつと考えています。

血管は心臓から体の隅々にまで栄養を届けるパイプの役割をしています。また、肺を経由することでガス交換もしていますね。

私が血管ネットワークを4次元目と捉えているのは血管の構造というより、体内の隅々まで栄養素を届けたり、ガス交換する「力」にあると思っています。

もちろん、血管のフラクタルな構造が重要であるとは思いますが、結局はフラクタル次元は3次元で表現できるので、、、今回はその構造によってもたらされる「力」というような抽象的な表現にとどめておきましょう・・・。

つまり、栄養を体に行き渡らせる手段ですね。これを4つ目の次元として考えています。

食事をして得られたエネルギーが各細胞へ運ばれて使われるには、そのエネルギーを運ぶ「力」が必要になりますよね。

ただ、物質をこっちからあっちへと移すための手段ではなく、「自らで」その力を生み出し、かつ3次元で構築された我々の体を生かす力、、、その源こそが血管系によるネットワークによってもたらされているという考えです。

そもそも“生命”と“非生命”はこの4次元目の次元をもつかどうかで分類できるのではないか?

非生命体であればそこで行われる物質の移送はフィック法則で導き出せる単純な拡散係数(私には計算できませんが(笑))により説明できるはずです。

しかし、血管系をもたない生物や単細胞生物であっても各細胞の表面で行われるさまざまな生化学的な反応や細胞内部での物質の輸送、、、そういったものはやはり単純な拡散係数だけでは説明できません。

目には見えないネットワークが4つ目の次元としてそこでは確実に働いているはずなんです。

福岡伸一先生の本(「生物と無生物のあいだ」など・・・)の中でよく出てくるルドルフ・シェーンハイマーの提唱した「動的な平衡状態」という概念。。。それを生み出す力というのが、もしかしたら、この考えに近いものかもしれませんね。




動的平衡・・・「私」の見た目は1年前と今とではさほど変わってない。しかし、「私」を構成する物質は1年前と今とではほとんど異なる。無機質に見える骨でさえ7年間の間に全てが入れ替わる。このように、「動的」な物質交換により、体の見た目や機能の「平衡」状態が保たれている現象、、、それは「動的平衡」と呼ばれ、1939年にルドルフ・シェーンハイマーによってもたらされた物質代謝の概念です☆
# by Thompsons | 2010-07-20 10:07 | 生物の雑学

涙くんさよなら

私が小学生くらいのころ「天までとどけ」というお昼の帯にやってたドラマがありました。シリーズ化され、夏休みとかの大型休みの時にやっていたので、よく見ていました。

大家族の話だったのは覚えているんですが、、、話の筋は忘れました(>_<)けど、あのワイワイした感じが好きでしたね♪

オープニングの歌も好きですね♪「涙くんさよなら」という昔の歌のカバーだったと思いますが、聞いていて心地よかった思い出があります。

涙に「くん」付けするネーミングも好きです(笑)

今日は涙に関するお話です。

小さい頃は比較的男女差なく泣くような気もしますが、、、青年期以降は明らかに女性の方が泣くようです。

30年くらい前のデータですが、男性は1ヶ月に平均1.5回、女性は5回くらい泣くという結果があります。調査はアメリカだったと思います。年齢は20歳くらいから70歳くらいまでと幅広くとってました。

泣くってとても大切なことなんですよ。。。

涙の成分には副腎皮質刺激ホルモンのようなストレスに反応して分泌される物質が含まれています。つまり、泣くという作業はこのような体を緊張状態へ導く物質を体外に排出する働きがあるんですね。

極度の緊張状態において泣きたくなるのは体の防御反応の一種です。

また、小さい頃に虐待されていたなどの経験をした人は泣くことができないようです。ちゃんと泣けるというのは愛情を受けて育った証でもあるんですね。

泣くのはなにも人間だけじゃありません。

ただ、動物が流す涙は人間の涙とは少しわけが違うかもしれません。

例えば、マウスの雄の涙にはESP1というホルモンが含まれています。

この雄のホルモンに触れたメスは交尾行動の受け入れが促進されるんです!つまり、母性本能をくすぐるホルモンですかね(笑)

人間でも「男の涙には弱いのよね-。」なんてことを言う女性がいますよね。似たようなことがヒトでもあるのかもしれません☆

ただし、誤解がないように、、、ヒトはこのESP1というホルモンはもってません。また、このホルモンは揮発性ではないので直接触れなければいけないので、涙を見ただけでどうこうということはマウスの場合でもありません。

まぁ、ヒトの場合も涙は緊張をほぐす役割があるわけですから、自然とそういう流れになる可能性はあるとは思いますが・・・(^_^;)

でも、男女関係なく一生懸命に頑張った人が流す涙はやっぱり素敵ですよ。涙の一粒一粒にストレスのもとが含まれているのなら、涙はその人がいろんなことから耐えてきた証拠でもあるわけですからね。

必死に何かを守ってきたのなら、男だって人前で泣いてもいいと思います☆
# by Thompsons | 2010-07-16 10:05 | 生物の雑学