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by Thompsons
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最初の生命は熱水噴出孔から・・・ではない?

現在、多くの研究者が最初の生命体は熱水噴出孔で生まれたのではないかと考えています。

理由としては・・・「生命」とは化学反応であり、化学反応を促進するためには熱エネルギーが必要。初期の生命には多くのエネルギーが必要であったという考えがひとつ。

それと、細菌と古細菌にはそれぞれこの熱水噴出孔に生息する種がいることが、もうひとつの理由です。

しかも、熱水噴出孔に生息する種は細菌も古細菌も系統樹の幹に近いところに現れます。これは進化の初期に登場したことを匂わせますよね♪

でも、熱水に生きるためには様々な制約があります。そのひとつがタンパク質の構造です。

私たちのタンパク質は通常30℃くらいが最も安定で、40℃を超え50℃、60℃になるにつれて、どんどん壊れていってしまいます。

熱水噴出孔の温度は軽く100℃を超えます!そんなところでは、我々の使っているタンパク質はぼろぼろになっちゃいます(>_<)

しかし、熱水噴出孔付近に生きる生物は我々とほぼ共通の働きをするタンパク質をいくつかもっているにも関わらず、それらのタンパク質は高温でもちゃんと働いてくれます。。。

なぜか?それは熱水噴出孔に生息する生物のタンパク質の構造が「熱に強い構造」をしているからです。「高温仕様」になっているわけです♪

では、熱水噴出孔に生息する細菌と古細菌の共通の祖先はやはり熱水噴出孔に生息していたのでは?と考えることができますよね!そして、その生物こそが「LUCA」であるとも想像できます。

どこの人かは忘れましたが、どこかの研究者が熱水噴出孔に生息する細菌と古細菌の共通の祖先にあたる生物を仮定して、その生物のもつタンパク質がどのような構造をしているかをコンピュータで予測しました。

その結果は細菌と古細菌の共通の祖先のタンパク質は「高温仕様」ではないのでは?と考えられたそうです。つまり、最初の生物は高温ではなく、マイルドな温度から生じたという仮説を支持します。

もちろん、このタンパク質構造の予想が正しいという保証はありません。しかし、間違っているとも言い切れません。。。

良い仮説というのは「新しい事実を提示する理論」ではなく、「新しい研究を誘発させる理論」であると思います。

そういう意味では、この結果(予想)はLUCAを考察する上で人類を一歩前進させたのでしょ~♪

↑なんか、上から目線でごめんなさい・・・m(_ _)m
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by Thompsons | 2010-05-14 08:43 | 進化論